2012日更新
             龍蛙堂的釣り哲学
2010年
12月
30日
オレが育てたわけじゃない!
釣りをする者はほとんどそうだと思うが、
釣った魚の数だったり、釣り上げた魚の大きさにこだわるのは当たり前のこと。
でもね、
あるとき気付きました。
大きなサカナを釣り上げても、
それは自分のウデや、道具を自慢しても始まらない。
大きく育ったサカナ本人に感謝しなくちゃね。
たまたま、大きく育ったサカナが、気まぐれに遊んでくれただけで、
釣り人の資質とは関係ないからね。
もちろん、経験で場所や時間帯やルアーなどをセレクトしたのは、釣り人だけど、
どんな時も、釣れた魚のサイズは、サカナ自身のものなのさ。
ランカークラスを釣り上げても、そのサイズは、サカナが自ら育っただけで、
オレが育てたわけじゃない!

今ではメジャーやカメラを釣り場へ持っていくことは無くなった。
大まかなサイズは、手尺で計るけど、他人に自慢するものじゃなく、
自分の記憶にとどめる程度にね。

たとえ釣れた魚が小さくとも、
その存在をいとおしく思いたい。
2011年
1月
2日
フライフィッシングは他の釣りより10倍面白い
基本のエサ釣り、ルアーフィッシング、はたまた網などを使ったサカナ捕りなど、
それらと比べて、フライフィッシングは面白い。そう思う。
フライフィッシングは道具が独特で、他の釣り道具を流用しづらい。
番手のあるフライライン、番手に合わせたロッド、リール。
道具に凝ると奥が深く面白い。
フライフィッシングはキャスティングが面倒くさい。
ラインの重さで軽いフライを飛ばすため、キャスティングを身に着けなければならない。
その分練習を積んで自分のものにできたキャスティングは人を魅了する優雅さがある。
毛鉤を巻くフライタイイングは、道具の種類も多いし、
フライのパターンも数多あるし、自分のオリジナルも巻ける広大さを感じる。
釣り方、場所選び、ポイントの攻略、さまざまな戦略があり、知的なゲームでもある。
歴史と伝統があり、奥深い釣りである。

なんやかやとクリアしなければならないハードルがあるので、
とっつきづらい釣りだが、一度その面白さを理解すれば、
他の釣りより数倍面白い。
10倍くらい面白い
といえる。
でも、他の釣りも、それぞれ面白いのは、確かだけどね。
2011年
1月
26日
「釣れる」「釣れない」は腕しだい
「このルアー、釣れますか?」と尋ねられたとき、
いつも答えるのは、
「釣れる、釣れないは、あなたの腕しだいです」

重要なののは、その1個のルアーではなくて、
釣り人の、経験・判断がサカナとの出会いを生むのであって、
どんなに釣れると評判の素晴らしいルアーであっても釣り人が使う場面を間違えていれば、
サカナはつれないし、
「こんなので釣れるのかしら?」と疑問を抱くルアーでも、
適切なシーンで用いれば、サカナを手にすることを期待できる。

逆に考えると、
経験を積んでいる釣り人であれば、
始めて見るルアーが自分にとってサカナとの出会いを導き出すモノか否かを判断できるだろう。
あるいは、
いま、使いこなせないモノと感じても、
いずれ使いこなせる可能性があるなら、そのルアーをタックルボックスに納めておけばいい。
2011年
2月
15日
新しい「何か」の提出
自分の為だけにルアーを作るにしても、何か新しいモノであれば、
それを世の中に提出(インターネットでの発表)しておけば、
その反応が回りまわって自分に返ってきて、
新しい刺激を得ることが出来ると思います。
龍蛙堂のルアーは、発泡スチロールの粒を固めて造った、
たぶん、他の誰もやっていない素材と加工法でのアプローチで、
新しい「何か」は一応提出出来たのではないかと思っています。
もちろん、基本的なウッドルアーを作ったことがないわけではないですが、
後発として同様のルアーを世の中に登場させるには、
大きな差を埋める相当な新しいモノが必要だと思うし、
ウッド素材を使用した場合は表現する形状には限界があるので、
龍蛙堂としては今のところ手を出す予定はありません。
ウッドルアーを考察すると、
ウッドという素材を用いる以上、魅力的な部分もあるがその半面制限されることが多く、
いずれ行き詰まりをみせる、あるいはすでに、市場に登場しているモノたちは、
新しい「何か」魅せることなしに、
古い「何か」の焼き直しにすぎないのではないかと思う。
そうであるなら、それこそ、新しい造り方を提出しているのであるから、
その造り方を用いて、
新しいフォルムやジャンルやギミックや、
概念や解釈や挑戦やらで、
新しい「何か」提出していかなければ意味がないはずだ、と思う。
新しい「何か」を提出することによって、
他の誰かがさらに新しい「何か」を見せてくれれば、
それに刺激を受けてコチラもさらなる新しい「何か」を提出していけるだろうと思う。
2011年
4月
15日
生物多様性とブラックバス
植物の分布域拡大の戦略は、
その一つとして、種子を果実の中に置くことによって、
昆虫・鳥・哺乳類など食物として摂取させ、運んでもらう方法である。
植物同様に移動できない閉鎖系の湖沼の魚類も、
他の生物を利用して分布域の拡大を図っている。
ブラックバスの場合は、他の魚種よりも、
摂餌行動の激しさ・貪欲さが、人、特に釣り人を魅了し、
そのことによって、広い範囲・遠い地域へ移植されることにより、
分布域の拡大、ひいては種の存続の可能性を上げている。
生物多様性の観点で眺めれば、当然至極の生命戦略の一環であると言える。

2010年は生物多様性年だった。
生物多様性を本当に理解したのなら、
特定外来種などと言う一方的な「クロ」の烙印を撤回していただきたいと思う。
もちろん、モラルのないゲリラ放流などの生態系を脅かす行為、
希少在来種を脅かす行為は、禁止すべき行為であるの当然だ。
2011年
5月
31日
NEW
スモール・シングル・バーブレス=フック
ルアーを始めた頃、フライフィッシングの存在を知り、
将来フライフィッシングをするんだなぁ、と漠然と考えていた。
大学1年の時、仕送りの金を貯めフライロッドなど一式揃えた。
それから、20歳代後半からドップリとフライの世界に浸かった。
フライも自分で巻くようになると、
フックの選択にこだわりをもつようになった。
サイズは、魚のサイズではなく、イミテーションする虫のサイズだから、
ルアーで使われるフックと比べると、小さい=スモール
フライで使われるフックは、ほとんどシングルフックだ。
キャッチアンドリリースがほとんどなので、バーブレスで十分。

ルアー
においても、スモール・シングル・バーブレスで十分なのだ。

龍蛙堂のルアーには、フックはつけていない。
使う人間がバランスを考えてフックをつければよいと考えている。
アクションだってそうだ。
使う人間が想像をたくましくして、見出せばよいと考えている。
マニュアルや使い方を教えてもらわなければならない人や、
初心者向きではない。

漁具ではなく遊具にはスモール・シングル・バーブレスフックで十分なのだ。

※バーブレスフックは釣り方がヘタでない限り、
ほとんどバレない。
バレても、いいではないか、魚へのアドバンテージと考えれば。